政治的名言 2011 7 17

 「自民党をぶっ壊す」とは、
小泉元首相が放った有名なセリフです。
その真意は、「利権政治の自民党」や
「派閥政治の自民党」をぶっ壊すという意味だったのかもしれません。
 菅首相も同じ心境かもしれません。
市民運動家出身の菅首相にとって、
衆議院で300議席を超す巨大政党の民主党は、
居心地の悪いものでしょう。
 だから、居心地のよい水準まで民主党を「ぶっ壊す」というのが、
菅首相の深層心理というか、潜在意識かもしれません。
 確かに、昨年の参議院選挙では、
あまりにも唐突に消費税増税を言い出して、民主党が大敗。
最近では、東日本大震災後の復興対策で迷走を重ね、
さらに、エネルギー政策でも唐突ぶりを発揮して、
自身の支持率と党の支持率を低下させ、
民主党を着実かつ確実にぶっ壊しつつあります。
 次の選挙では、民主党は大幅に議席数を減らすと予想されるので、
多くの民主議員は、「再就職先」を考えておいた方がよいでしょう。
「大物議員ですら危ない」という噂が飛び交っています。

2011年6月3日の朝日新聞は、このように書いています。
「東日本大震災は、菅直人首相にとって政治生命を賭した課題だ。
しかし、平時においても、その場しのぎの判断を重ねてきた首相にとって、
戦後最大の有事を乗り切るのは、やはり荷が重かった。
 復興の構想を示さないまま、
震災対策の本部や会議を乱立させるなど場当たり的な対応は変わらず、
復旧・復興は遅々として進んでいない。
 昨年夏の参議院選挙敗北の後、
『ねじれ』国会となった現実をわきまえれば、
野党と政策協議できる関係づくりが最優先の課題のはずだ。
 ところが首相は、
『政治とカネ』を抱える小沢一郎氏を排除することに力を傾注。
その対立が、今回の遺恨試合を招いてしまった」






















































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